屈折矯正手術

LASIK(レーシック)

LASIKは角膜表層切開とレーザー屈折矯正手術を組合わせた屈折矯正手術です。
角膜上皮と その下にあるボーマン膜を残すため、術後の痛みが軽減され、視力の回復も早い術式です。

  • (1)点眼麻酔をし、目の周りを消毒し、瞼を大きく開ける器具をつけます。

  • (2)フラップをフェムトセカンドレーザーもしくはマイクロケラトームで作成します。

  • (3)エキシマレーザーを照射します。

  • (4)フラップを元に戻し、接着するのを約3分間待ちます。

  • (5)もう片眼に移ります。

カスタムレーシック(ウェーブフロントレーシック)

カスタムとはまさに特注!!
表面が通常よりデコボコした形の角膜の方でも矯正可能になりました。今までは6mm径のレーザで角膜を削っていたのですが、フライングスポット照射と呼ばれる1mm・2mm径の照射ができ、細かい部分の矯正が可能になり、手術の適応範囲も広がりました。

エキシマレーザー

紫外線領域の非常に高いエネルギーを放出し、分子レベルで組織を除去します。
熱を発しないため周辺組織への影響はありません。

このエキシマレーザーは、1995年に世界でもっとも厳しい審査基準をもつアメリカのFDA(日本の厚生労働省に相当)の承認を得て、日本では2000年1月に厚生労働省の承認を得ました。


組織切除(ablation)の模式図